69人に1人が「難民」です

紛争や迫害で家を追われ、難民・国内避難民として生活している人々は世界に1億1,730万人。その数は日本の人口の約94%に当たり、世界人口では69人に1人が難民です。ニュースでは次々と発生する紛争や災害の報道であふれていますが、その陰には注目されない難民がいます。

6月20日は「世界難民の日」。世界中の難民が私たちの関心を待っています。難民問題の現状を知り、難民の人々の願いに耳を傾けてみませんか?

世界の難民数の推移のグラフ

「あなたは忘れられていないと伝えたい」

サヘルさんの顔写真

サヘル・ローズさん俳優

今年の2月、ウガンダ西部のチャングワリ難民居住地をAAR Japan[難民を助ける会]のスタッフと訪問しました。難民の子どもたちと交流していると、彼らは「自分たちが世界から見放されている、忘れ去られている」とはっきり感じているようでした。そのような中でも彼らは私たちの幸せを願ってくれました。

誰かの瞳に自分が映っていると実感してもらうこと、社会に見放されていないと伝えること。私たちと彼らがつながり、そして彼らが生きていることを忘れられないように取り組んでいきたいと思います。

教室の中で生徒にノートをと鉛筆を手渡すサヘルさん

ウガンダのチャングワリ難民居住地にある初等教育校で子どもにノートと鉛筆を手渡すサヘルさん

特設ページ「サヘル・ローズさんが出会ったウガンダ難民居住地の子どもたち」はこちら


【イベント報告】

世界難民の日イベントを開催しました
6月15日(土)にトークイベント「私たちは忘れられている」を開催し、会場(とオンラインを合わせて全国から200人余りの方々にご参加いただきました。今年2月にウガンダの難民居住地を訪ねた俳優サヘル・ローズさん、ロヒンギャ難民やアフガニスタン難民支援に携わるAAR職員の報告を通じて、アジア・アフリカの「忘れられた難民」について皆さんと一緒に考えました。
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【メッセージ】


「市民の活動の積み重ねは、たとえ一つひとつは小さくとも、事態を抜本的に改善するような潮流を生み出しうる可能性を秘めていると信じます」
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【関連レポート】

瓦礫の前で遊ぶ子どもたちとそれを見守るAAR職員
「国際社会の“ウクライナ疲れ”につけ込むように、ロシアは近く大規模な攻勢に出るとの報道もあります。長引く戦禍の下、ウクライナの多くの人々がひたすら耐え続けていることを、私たちは忘れてはならないと思います」。ウクライナの南部2州で、国内避難民に食料や現金配付を行っています。支援の様子と戦禍の人々の声を、モルドバ・キシナウ事務所のシュクル・バイデラが報告します。
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トラックから支援物資を卸す大勢の人々
パキスタン政府が2023年10月に決定した「不法滞在外国人帰還計画」によって、同国に避難していた多くのアフガニスタン人が祖国への帰還を余儀なくされています。AAR Japan[難民を助ける会]は、帰国したばかりの人たちに、紛争後もアフガニスタン各地に残されたままの地雷や不発弾などの爆発物の危険から身を守るための啓発活動を行っています。東京事務局の鶴岡友美が報告します。
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【マンスリーサポーターを募集】

難民をはじめ、人道危機や自然災害により困難に直面している方々に一刻も早く支援を届け、その後の歩みまでを支える「AARマンスリーサポーター」を募集しています。「すぐに支援を届けてほしい」「自分ができることで協力したい」という皆さまの想いを支援現場に迅速に届けます。

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※皆さまのご寄付は、世界18の国と地域での支援活動に活用させていただきます。
※AARは東京都の「認定NPO法人」であり、ご寄付は寄付金控除の対象となります。


【難民とはどんな人たち?】

ロヒンギャ難民の母子=バングラデシュ南東部の難民キャンプで

ニュースでよく耳にする「難民」という言葉。難民とは実際どんな人たちなのでしょうか。基本から分かりやすく解説します。
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【企業の皆さまとの協働】

募金箱の設置、チャリティ商品の案内、寄付つき商品の販売、ポスター掲示など、さまざまな協働の方法をご提案いたします。AARとともに社会課題の解決に一緒に取り組んでくださる企業・団体の皆さまを心よりお待ち申し上げます。
企業・団体の皆さまへ

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