活動レポート
元難民らに学びの機会を:ザンビア
2024年2月2日
ザンビアはアフリカ南部の内陸国です。
1964年の英国領からの独立以来、安定と平和を保ってきました。
紛争が絶えない周辺のアンゴラ、モザンビーク、ルワンダなどから難民を受け入れ、
自国民と社会統合する路線が国際的にも注目されています。
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面積 | 752.61千平方キロメートル(日本の約2倍) |
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人口 | 2,001万人(2022年、世界銀行) |
首都 | ルサカ(海抜1,272メートル) |
民族 | 73(トンガ系、ニャンジァ系、ベンバ系、ルンダ系) |
言語 | 英語(公用語)、ベンバ語、ニャンジァ語、トンガ語 |
宗教 | 8割近くはキリスト教、その他イスラム教、ヒンドゥー教、伝統宗教など |
※出典:外務省ホームページ
アンゴラやルワンダから逃れて数十年にわたって難民として過ごし、母国での紛争が終結して難民資格が停止された後もザンビアに留まっている人々がいます。「元難民」として再定住地に移住することになった彼らは、基礎的インフラも整備されていない土地を開墾し、住居を建てて生活基盤をゼロから築いています。また、国全体の教育水準は低い状態です。
38%
メヘバ難民居住地の中等教育の
就学率は約38%※1
青年及び成人向け識字教室で学ぶメヘバ難民居住区の住民たち
ザンビア政府は、国内最大の難民居住区のひとつである北西部州メヘバで、定住を決意した難民に滞在許可と土地を与え、現地統合を促すプロジェクトを進めています。AARは2017年以降、元難民とザンビア人がともにコミュニティを創るための支援を実施。現在は、中等教育施設の建設、教員への研修、成人向けの識字教育支援などを通じて、地域住民が就学する機会の拡大に取り組んでいます。