フィリピン南部沖で6月8日に起きた地震では、ジェネラルサントス市やサランガニ州を中心に、60人以上が犠牲となる被害が生じています。AAR Japan[難民を助ける会]は被災した人々への緊急支援を開始しています。

子どもたちにお菓子を配付
緊急支援チームの日本人スタッフ2名は15日朝、地震によって大きな被害を受けたミンダナオ島南部サランガニ州グラン町に入りました。行政の災害対策担当部署と支援内容や活動地域の調整を行ったうえで、現地協力団体PHILRADSとともに緊急支援を実施しています。

災害対策担当者に話を聞くAAR緊急支援チームの大室和也(中央)
グラン町内にはすでに公的な避難所が3カ所開設されていますが、家屋の倒壊などによって住む場所を失った住民が多くおり、さらに1カ所の開設準備が進められています。緊急支援チームが訪問した避難所には150人以上の人々が身を寄せていましたが、支援物資が十分に行き渡っておらず、食料を求める人々の声が大きく響いていました。
山間部に位置するグラン町のニューアクラン地区では、地震によって山肌が地滑りを起こし、土砂に巻き込まれて家を失った人々が大勢います。地域に開設された避難所には75世帯ほどが身を寄せていますが、近隣の街とつながる道路が寸断されており、支援物資が届きにくい状況が続いています。AARは被災した人々に話を聞きながら、子どもたちにお菓子を配付するなどの活動を行いました。

地震により倒壊したグラン町庁舎=6月15日
必要な支援が届いていない地域も多く、AARは今後も食料などの物資配付を行います。また、心理社会的支援の準備も進めており、被災地で必要とされる支援を届けてまいります。引き続き、フィリピン地震緊急支援へのご協力をよろしくお願い申し上げます。
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