7月28日に発生した熊本地震の被災地では、今も約9万世帯で断水が続き、厳しい暑さの中で9,000人を超える人々が避難生活を送っています。AAR Japan[難民を助ける会]は30日から炊き出しを開始しました。

食事の準備をするNPO法人ピースプロジェクトのスタッフ(左)=熊本県八代市で7月30日
AARのパートナー団体であるNPO法人ピースプロジェクト(代表:加藤勉AAR理事)は29日に被災地に入り、炊き出しの緊急支援を開始しています。避難所となっている熊本県八代市の八千把コミュニティセンターでは、30日の夕食に約180人に五目ご飯を提供しました。
AARから炊き出しを受け取った方々は、「美味しかった!」「今日は朝から何も食べていなかったので嬉しい」と、明るい声で笑顔を見せてくれました。避難所には、家が壊れて住めなくなった方や、余震が怖くて家に戻れない方などが身を寄せており、そういった方々にとって、心を休めるひと時となりました。

スペースがなく廊下で避難する人々も=熊本県八代市で7月30日
食事を受け取った方の中には「被災後初めてのご飯、最高!」と話す方もいました。また、食事の提供を終えたころに、「近隣の避難所には被災後ほとんど食料が届いていないので、分けていただけますか」と声をかけられる場面もあり、支援の手が行き届いていない現実が改めてうかがえました。

ガソリンスタンドの備品置き場の屋根が転倒=八代郡氷川町で7月30日
AARは今後、避難所に身を寄せる方々への炊き出しに加え、在宅避難者への食事の提供や、断水や地震被害によって調理設備を使えない福祉施設の給食支援も検討しています。暑さの中でも食べやすく、少しでも栄養価の高い食事となるよう工夫しながら、炊き出しと食事の提供を続けてまいります。熊本地震への緊急支援にご協力くださいますよう、心よりお願い申し上げます。



